眉毛がない話

致命的に眉毛がない。
本当にすっぴんだと眉毛が虚無みたいな、例えるなら一昔前のコンビニの前でたむろしているやんちゃな中学生くらいしか眉毛がないので、困る。
泊まりで飲み会などをして友人各位の前で化粧を落とした際に必ず「眉毛どこいったん?」と言われるほど眉毛がない。もはや最近は持ちネタみたいに使われつつあるのでやめてほしい。わたしの眉毛はネタじゃない。

よく女性誌に書かれている「眉毛を一本一本足すように意識して描きましょう」という文言に、つい過剰に反応してしまう。そんなことやってられるか。
眉毛を一本一本足すつもりで描いていったら朝何時起きになるのか。美意識が高い人はそういうことをやっているのかもしれないけれど、残念ながら眉毛のクオリティよりも睡眠のクオリティを維持したい。


エクセル パウダー&ペンシルアイブロウEX PD02 キャメルブラウン



だから大体、エクセルのアイブロウペンシルで塗りつぶすように眉毛を描いている。一本一本の毛のふわふわ感とかはいらない。ただ、そこに眉毛があればいい。

そもそも眉毛がないということは、眉毛を描くときのガイドラインがないということでもある。正しい眉毛が存在していない不毛の地に、眉毛を創造しなくてはならない。
化粧を始めて数年経ったけれど、眉毛を満足な形に仕上げられたことはまだ数回しかない。眉頭がないからである。
自然な眉頭を創造することは、思っている以上に難しい。「眉頭はパウダーでぼかして自然に♡」という言葉を信じたら、眉頭のない眉毛になる。虚無が生まれる。ぼかしすぎたのかもしれない。

「自眉がないと手入れも楽じゃん」と眉毛富豪の友人から言われることもあるけれど、そんなことはない。自眉がほとんどなくても眉毛は伸びる。生きているから。
希少な眉毛を自分の手で剃らなくてはならない。せっかく生えてきた眉毛を、切らなくてはならない。いくら毛の量が少なくても、形は整えなくてはいけないし、ボサボサの眉毛も許せない。
だけど、切ったり剃ったりして整えたら、視認できないほどしか眉毛が残らない。もうシンプルにつらい。


フジコ眉ティント ショコラブラウン


前に好きだった男性に「女の子のすっぴんに眉毛がないとびっくりするよね」と言われたことがある。もうそうなるとわたしは毎朝びっくりしなきゃいけない。
眉毛がないのにプライドはあったので、それまで眉ティントに頼ったことはなかったけれど、その言葉に背中を押されて眉ティントを買った。
結果から言うと、眉ティントは眉毛がある人のためのものだ。
ティントではあってもそこまでの定着力があるわけではないので、不毛地帯に塗って一晩置いたところで翌朝の洗顔でほとんどが落ちてしまう。夜中の眉毛がイモトアヤコみたいでおもしろい、くらいの効果しかない。
唯一眉ティントが残った部分は、わたしの希少な眉毛が生えている部分だけだった。毛に守られてティントが残っていた。つまり、毛に守られないとティントは定着してくれない(あくまでわたしの場合)。
まあそもそもその男性とお泊りするような予定もなかったし、すっぴんの時に無毛地帯を見せたくないような相手もいなくなってしまったので、眉ティントは必要なかったような気がしている。虚しい。



なんでこんな記事を急に上げているかというと、この記事を見たから。
イプサが「自眉が薄い人」専用のアイブロウを出すということだった。
「自眉が薄い人」でも綺麗な眉毛を仕上げることができるとのことだった。嬉しい。
しかし5000円って、今使っているファンデーションより高い。そこまでのお金をかけないといけない眉毛に生まれたことがつらい。
まあ、今ひと月に1.5本くらいのペースでアイブロウペンシルを購入し続けている上に、他のアイブロウグッズにも手を出し続けているので、保ち具合によってはそんなに変わらないのかもしれないけれど。

「自眉が薄い人」。優しい言い方だな〜〜〜〜。